長い間、心の底から人を愛する事を自ら禁じた二人が居ました。
「僕はどうしても大切な人を泣かせてしまうから。」
「私はどうしても大切な人を壊してしまうから。」
広い広い海の中の一つの小島で
それぞれの足枷に繋がれたまま二人は出逢いました。
足枷は同じ様に重くしっかりと繋がれたまま。
似た者同士の二人は惹かれ合い、
そして互いの気持ちを知ってしまいました。
「大切だからずっと一緒に居たいから契約を交わすのは止そう。」
足枷に繋がれた二人はそう約束をしました。
ですが、気持ちを知った二人はますます惹かれ合いました。
ある日、一方が言いました。
「約束は守れない。 俺達契約を結ぼう。」
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「ずっと一緒」という言葉が嫌いでした。
壊れた後に黒い黒い気持ちが生まれてしまうからです。
でも今は素直にそう願える自分が居ます。
どうか壊れないように、壊さないように。
見守っていて下さい。
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近づく あなたの 気持ちを
本当は 受け入れたいのに
失うのが恐くて
また 俯いている
何処に 行けば美しくなれるの?
何処に 行けば安らげるのだろう?
甘く切ない ぬくもり残して
咲き乱れてく 恋は儚い
いつか 失う恐さを知っていく
そして 守れる強さを欲しがる
一人で歩けなくなった時は
すぐに飛んで行くよ
何処かへ 疲れ果てるまで歩き
そこで 静かに二人でいたいね
いつか そんな夢が
叶うように 願い 今は眠る
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